登山初心者が鳩ノ巣駅〜川苔山登頂〜川乗橋まで登山した話

登山初心者が鳩ノ巣駅〜川苔山登頂〜川乗橋まで登山した話

人生3回目の登山!
1回目は高尾山、2回目は大山、そして3回目は川苔山。

今回の川苔山はハプニングがいっぱいで忘れることが無い山になると思います。それでは川苔山について紹介したいと思います!

ルート
青梅線鳩ノ巣駅→川苔山山頂→川乗橋(バス停)

時間
登山:3時間45分
下山:3時間15分

鳩山駅から登山スタート

鳩山駅に到着したのは8時半。鳩ノ巣駅は無人駅でした。そして、駅の前に売店がポツンとある感じ。登山客は自分と彼女だけ。もしかしたら、もっとみんな早朝に来ているのかor鳩山駅から川苔山の山頂を目指す人が少ないのかもしれません。

ちなみに、鳩山駅の隣にはトイレがあり、これが意外とキレイ。ちなみに、絶対にトイレは寄った方がいいです。というのも、山頂までトイレは存在しないので、登山している最中に便意が出たら大変。特に女性の方は男性よりも立ちションなどし辛いと思うので、絶対に寄ってくださいね。

大根ノ山ノ神までスイスイ

歩く道はこんな感じの景色です。最初の方は比較的歩きやすくてスイスイいけます。ただ、先日の台風21号の影響で木が倒れているのがいくつもありました。これは行く道を阻む木です。簡単に迂回できる道があったので、そこを通れば大根ノ山ノ神に到着。

地図を見るとココから3つの道に別れるらしい。私達は本仁田山の登山口を選び大ダワまで目指すことにしました。

大ダワまでは歩きやすい

大ダワまでは道が凄く歩きやすいです。ただ、やっぱり台風の影響で木が邪魔になることがありました。先日の台風はものすごい影響だったんだなと改めて実感。都心近くだと大きな被害がなかったので、影響度がわからなかったけど登山をするとかなり大きな台風だったんだと思う。

小さな木だったので、くぐり抜けて次に進みました。1時間半ぐらい歩くと大ダワまで到着!

大ダワからが過酷だった

大ダワからまた3つの道に分かれ道があります。西の方は通行止めです。山が崩壊して立ち入り禁止とのこと。

標識を見てみると、悪路につき通行注意と書いてました。楽な方と辛い方があったら、辛い方を選ぶというのがモットーなので右側の道を選択。これが完全にミスをしてしまった…。

20分ぐらい歩いてるとな、なんとまたもや道がふさがってました。

崖みたいなところなので、落ちたら滑落して上がれない。彼女もいるから無理なこともできないということですぐさま引き返すことに。しかも引き返している最中になんと雨が降ってくるという最悪な事態に。

雨が降ったり止んだりの繰り返しの中改めて大ダワまで到着。3つあった選択肢が一つになるなと思い少し休憩。そしたら、後ろから完全装備しているベテランらしきオバサンと遭遇。本日登山をしていて、初めて他の人と遭遇しました。

どうせなら、後ろからついていくことに。

そしたら、もはや道なき道を歩く。木の根っこで歩きづらいし。彼女も大変そうだし、ゆっくりと歩いていたらピンクオバサンはスイスイ前に行ってしまう…。しかも、道が無いから間違えた方向にも行っちゃうし。

人生初の遭難か

台風の影響なのかわからないですが、落ち葉が沢山で道がわからない。完全に迷子になりました。この道で本当にあっているのかがわからず、不安に。しかも、電波は繋がらない。前に歩いてたピンクオバサンも見当たらない…。「遭難しちゃった」と彼女に言うこともできない。

とりあえず、足跡らしきものがあったのでその道を不安になりながらずっと進みました。道がわからないと本当に不安になるし、体力も奪われる。

頭の中でオニギリが2つとペットボトルの水が2lあるから何とか1日は大丈夫だなと計算してました。笑

ずっと前に進んだら、ゴツゴツの岩と黄色と黒のロープを発見。危険なときのロープだから、これ以上行くなという意味なのかなと悩みました。他の人のルートとかを調べようと思っても電波がない。なので、さっきの地図した写メをよくみてみると「急斜面」と書いてあったのを見つけたので「あー、ここのことか」という変な安心感。

ロープを使って斜面を登るということがわかって、辛いというよりも安堵に変わりました。笑

ようやく舟井戸に到着

舟井戸に到着すると、山頂から帰ってる人が沢山いて安心しました。通ってきた道は通行注意と書かれてました。坂道の方から歩いて来たんだけど、遠くから見るとよく道なき道を歩いたなという印象。左側は道があってわかりやすいですが、坂道の方は見ての通りかなり厳しかったです。笑

いざという時のために、これから非常食を沢山持って今後は登山しようと決意しました。

ようやく山頂に到着

舟井戸から約40分程度歩いたらようやく山頂に到着!鳩ノ巣駅から3時間45分ぐらいで山頂に登れました。もし、道に迷子にならなかったらもっと早かったかも。

山頂は賑わっており、ガスバーナーで焼きそばを作ったり、バターで肉を焼いたり凄く美味しそう。自分たちは彼女が早朝に起きて作ってくれたオニギリを頬張る。かなり美味い!!疲れた身体を癒やしてくれる塩オニギリ。

次はガスバーナーで何か山頂で作ろうと約束したので、ガスバーナーを買おうと思います!

休憩したら下山

山頂から、バス乗り場の「川乗橋」まで下山。チェックポイントとして、百尋ノ滝を見ようと決めていたのでレッツゴー!下山は道があったので、行きとは違い迷子にならない。かなり安心感を持って下山することができました。

熊っぽい動物を発見…。

下山ルートの近くになにやら音がする。音の方向を見てみると、動物を発見。最初はイノシシだっと思ったのですが、にしてもちょっと大きい。

あれ?もしかして、く、熊!?

私達は声や物音を出さずに立ち止まりました…。そしたら、熊っぽい動物はどこかにいってくれました。後で調べたところ、熊を発見したら小さい音とか会話をしてた方がいいらしいです。もし、近づいてきたら徐々に声を大きくして驚かせた方がいいとのこと。

初めて野生の熊っぽいのを見て胸がドキドキ。本日2度目の怖くて不安な体験…。実際に川苔山には熊が出没する情報もあり、奥多摩ビジターセンターに熊の目撃情報一覧もあります。

熊なのかの真偽はわかりませんでしたが、もしかしたらっと思ったら怖くなりました…。熊よけの鈴は必需品かも。

川の横を歩く

下山ルートは川を下っていくルートでした。高尾山を彷彿させるような道です。下っていくと徐々に川が大きくなるのが印象的。

百尋ノ滝に到着

そして、ようやく百尋ノ滝に到着!滝の近くにいるとマイナスイオン効果とかありそうだし、なんだか元気が出てきます!しかし、時間も15時を過ぎていたので長居はできず…。夜になると電気も無いので少し不安に。

下山ではなく、登山の際に滝を見たほうが光も多く景色がよかったのかもと若干の後悔。でも、滝は滅多にみないから凄く興奮します!

帰りのコースにまた木が倒れてました。しかも大木。根っこから倒れてるから凄まじい。

バス停から奥多摩駅に到着

そして、なんとかバス停から奥多摩駅に到着。

注意点

川苔山をこれから登山する人には下記の注意点が参考になるかもしれません。

トイレが山頂に無い
男性だったら気にすることは無いと思うのですが、山頂にはトイレがありません。なので、鳩山駅or奥多摩駅でしっかりと用を足しといた方が無難です。私は安心感からか山頂で便意が起きましたが、なんとか我慢することができました。

熊が避けが必要
熊なのか真偽がわかりませんが、かなり似てました。なので、万全の対策としては熊よけの鈴などを持っておくと便利です。

登山靴はマストで必要
スニーカーだと危ないです。初心者でもしっかりと登山靴を購入しましょう。

鳩ノ巣駅からではなく奥多摩からバスがベター
滝をみたいなら鳩ノ巣駅からの登山はあまりオススメしません。ルートとしては、奥多摩駅からのバス方面からしか滝は見えないので帰りに滝をみようと思っても時間的に余裕がありません。余裕を持って滝をみたいなら間違いなくバスを利用するルートをオススメします。それで帰りは鳩ノ巣駅から電車で帰宅。

交通手段が少ない
奥多摩駅からバスor鳩ノ巣駅から登山になるのですが、本数が少ないです。私達は幸運にも30分程度しかバスを待たずにすみましたがバスの時間はしっかりと把握した方がいいです。

山評価

総合評価::★★★★☆ 4.3
歩きやすさ:★★★★☆ 4.0(歩きやすい)
急斜面:★★★☆☆ 3.0(あまりない)
所要時間:★★★★☆ 4.0(長い)
初心者:★★★★☆ 4.0(オススメ)

こんなに色んなハプニングな体験を1日することは普段は無いので、やっぱり登山は面白い!非日常感が好きになりますね。

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